三人称の人称や三単現が成立する条件は、このあと触れていきますが
三人称、単数形、現在を(三単現)を指し、短縮してそう 言い現わします。
主語(主格)が
①三人称で、同時に、
②単数形、かつ
③現在形
上記、①と②と③の、3つの要素が同時にそろった時に、
はじめて一般動詞の語尾にs や esが付く。
ということなのです。
それら上記の①、②、③の三拍子が同時にそろってこそ成り立ちます。
複数などあって、一つでも条件が満たされないと三単現は成立しなくなり
動詞にs も es も付きません。
小学生や中学生で勉強する一つに、三単現の sがありますが
何か一見、小難しいように感じたり、人によっては
最初はピンとこないかもしれません。自身も最初はそうでした。
でも三単現のsは、
はずさずにしっかり理解していきたいところです。
ではその後を見ていきましょうね。
では、1人称、2人称、3人称の人称や単数形は、何を意味する?
この「三単現のs」は英語の基本中の基本になります。
ここはかなり重要で
三単現のsの理解を中途半端にしておいて先に進んでいくと
後々まで尾が引いて混乱することになるため
まずは「三単現のs」を完全に理解しておきましょう。
三単現sは、絶対に押さえておきたい基本、骨格の一つになります。
3人称単数形と言うと、1人称、2人称、3人称とあるわけですが
1人称とは、私は(I )つまり自分、私達は(we)のことを言います。
2人称とは、相手の方、
つまり、あなたは、あなた達は(you)のことを言います。
3人称とは、上記以外のこと、He、She、Itなどその他を指します。
(下記の例文など)
そして、単数形とは、複数ではないカタチ
つまり一人や、1つ、1個などを指します。
今は、小学校、昔は中学校で最初に習う
This is a pen.(これはペンです。)に登場するのが1本のペンですね。
日本語ではペンで、何本あるのかは表示されていませんが
英語では、1本のペンであれば、このaを入れて1本を表します。
それだけ、日本語はあいまいなところがあります。
英語は、型があってしっかり相手に伝えます。
1本のペンがあると。
2本でも3本でもありません。
これが単数形、単体のことを意味するので単数形というのです。
この単数形に現在の話であれば、動詞にsが付くのです。
(単語によってはsやesがつきますが、これは後ほど)
過去形の動詞にsはつきません。
なぜなら、三単現の中の『現』が現在だからです。
反対に複数形は、上の例では2本以上のペンがあるのは
、複数なので複数形と言います。pensと名詞にsが付きます。
複数である瞬間にこの三単現のsではなくなり、
一つの要素が欠けるので、
その瞬間sは動詞に付ける必要がありません。
三単現のsとは無関係となります。
三・・・三人称であること。
単・・・単数形であって、複数ないこと。
現・・・現在だけ。過去でも、過去分詞でもないこと。
上記の条件がそろって、「三単現のs」が成立します。
この三人称単数形はどう理解していけばいいの?どう覚えるといい?
英語は直接、結論や要点が先に欲しいのが英語になります。
つまり、ここでは軽くだけ触れますが、
日本語・・・彼は学校に行きます。
英 語・・・He goes to school.(ここではesがつきます。
このesについてはのちほど)
日本語では、学校が先にきて、次に行く動作がきます。
いっぽう、英語では行くが先に来ます。
英語では主人公である彼が決まれば
次に動詞の行くであるgoがきます。
彼が何をするのかすぐに伝えたい(行く)となって
(結果や結論が分かったので)
その次に、どこで?、のschoolとなり
先に重要なことHe(主語)、go(動詞)から文を作っていくのです。
この主語と動詞で、文の70%以上の文が完成します。
そのため、大半の英文は主語+動詞から成り立っています。
三単現の話に戻すと、重要なことは、三人称である第三者の話であれば
ほぽ全てと言っていいくらい、動詞にsが付くということです。
つまり、全部の動詞にsが付くよ。
とすると
話を聞いている人は自分や相手の人(you)ではにないことが分かります。
そして、動詞にsがつくと、第三者のことを意味しているんだ
話しているんだと相手の人は理解して、
次に言葉の飾りがついてくると
心構えができてくるイメージになります。
先程の例では、He 彼が go行く
なるほど、彼がどこかに行くのだなと心構えが出来て
次にどこに行くのか?と
待ち構えられる感じでしょうか。(イメージの流れとして)
そして、学校にが来て、そうなのか、学校に行くのだと、文がつながるのですね。
そのため
この三単現も現在の話しをしていて同時に、
単数形であれば、みんな動詞にsがついてくると
理解したり覚えておくと分かりやすいかもしれません。
ただし、IとYouは例外で
(1人称と2人称なので)と、人称が違うため、
また、お互いにしゃべっているから
sはつかないんだ、と覚えておくといいでしょうか。
単数形や人称のルール 3単現のsを一覧表まとめ(3人称の動詞にsが付く)
単数形 | 単数 | 単数 | 単数 | 単数 |
主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 | |
1人称 | I(私は、私が) | my(私の) | me(私に、私を) | mine(私のもの) |
2人称 | you | your | you | yours |
3人称 | he | his | him | his |
3人称 | she | her | her | hers |
3人称 | it | its | it | 無し |
上記の水色で示したところが三単現のsになります。同時に動詞が現在のことを示します。
3人称の現在形でも複数形であれば(3人称の動詞にsは付きません)
複数形 | 複数 | 複数 | 複数 | 複数 |
主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 | |
1人称 | we(私達は、が) | our(私達の) | us(私達に、を) | ours(私達のもの) |
2人称 | you | your | you | yours |
3人称(he) | they | their | them | theirs |
3人称(she) | they | their | them | theirs |
3人称(it) | they | their | them | 無し |
3人称単数形を例文にすると実際どうなる?複数は?
単数?それとも複数? | 三単現のs |
誰かがアイスクリームを食べる。 | Someone eats ice cream. |
みんながアイスクリームを食べる。 | Everyone eats ice cream. |
全てがきれい。 | Everything is beautiful.(三単現のsではないが単数) |
何かが臭う。 | Something smells. |
猫が歩く。 | A cat walks. |
一羽の鳥が飛ぶ。 | A bird flies. |
一匹の虫が歌う。 | An insect sings. |
あのライオンが走る。 | That lion runs. |
トム・クルーズ(映画俳優)が歌って、踊る | Tom Cruise sings and dances. |
父が泳ぐ。 | My father swims. |
人々が話します。 | People talk.(ここは複数なのでsは付かない) |
三単現のsは
わりと初めにに勉強する文法の一つで
英語では基本中の基本です。
ここは重要なところなので絶対に押さえておきたいところです。
一例として虫や鳥、動物なども三人称ですね。
私やあなたの、1人称でもないし、2人称でもないからです。
その他だから、三人称。
上記では、 Everythingは単数ですが、動詞がisになります。(areではなく)
Peopleは人が集まって人々になるので
複数形で三単現ならぬ、複単現となるので、sは動詞につきません。
これらは、規則正しくsはつきますが
sでも単語の語尾によってはesがつきます。
一般動詞の語尾が違うと、三単現のsやesがつくルールは?
一般動詞に3単元のsをつける場合
語尾によってはesはつきますが、どんな場合やルールでしょうか?
動詞にsやesが付くのは、一覧にまとめると下記のようになります。
一般動詞に3単元のs、esがつく例文 | 一般動詞の語尾 | 一般動詞の語尾の変化は? |
plays、runs、sings | 一般動詞では | sをつける |
studies、cries、tries、 | 子音+y | yをiに代えてesをつける |
goes、mixes、teaches、washes、misses | o、x、ch、sh、ss | esをつける |
has | ← have | haveがhasに変化します |
playなどはyの前に母音
(発音では、a、i、u、e、o、つまりアイウエオ)があると
そのままsをつけます。
子音は上記の母音以外のことです。