今度は新たに目的語(O)が使われます。
この目的語とは一体どんなもの?
前回見てきた補語(C)とは大いに使い方が違います。
この第2文型とは違った役割があるため
動詞や目的語の使い方を知ることで
中学や高校から社会人になっても大いに役立つことになります。
第3文型の構成や使い方、目的語とはどんなものなのか
また第2文型との違いも含めて見ていきましょう。
ここでも、第3文型を知らなくても・・は、置いておきます。
早速、見ていきましょう。
第3文型の主語(S)動詞(V)目的語(O)見分け方とは?目的語とは?
第3文型の主語(S)動詞(V)目的語(O)は、
日常英会話でも普通に使われます。
というか、大いに使われています。
早速、例題を見ていきましょう。
「私は彼が好きです。」は
I like him.
「彼はニューヨークを訪問します」は
He visits New York.
「彼らがこの部屋に入ります」
They enter this room.
「私はテニスをします」
I play tennis.
これらはすべて、第3文型の主語(S)動詞(V)目的語(O)です。
普段の会話でよく使いますよね。
上記にあるように、日常英会話の中でも
第2文型とは違うことで共通していることがあります。
これが第3文型と言われ
目的語(O)を必ずとっていることが
見分けることの大きな特長の一つになります。
I(主語:S) like(動詞:V) him(目的語:O).
第2文型と第3文型と、どこが違う?
第3文型の例題をみてみましょう。
できるだけ簡単な例文が分かりやすいです。
He (主語:S)visits (動詞:V)New York(目的語:O).
They(主語 : S) enter(動詞: V) this room(目的語: O).
I(主語:S) play(動詞:V) tennis(目的語:O).
第2文型との違いと何が代わったかに気づきました?
I(主語:S) )は 、him(目的語:O)と等しくない。
He (主語:S)は、New York(目的語:O)と等しくない。
They(主語:S)は、this room(目的語:O)と等しくない。
I(主語:S)は、 tennis(目的語:O)と等しくない。
そうですね、補語(C)の代わりに目的語(O)が入れ替わったことです。
もちろん、そのまま目的語(O)が
第2文型の文型内で代わっただけではありませんよね。
そうです、動詞と目的語の使われ方と
その意味することを知ることが大切なので
このあたりをこれから順に見ていきましょう。
第3文型の目的語と他動詞の意味は?他動詞と自動詞の違いは?
この動詞が自動詞ではなく他動詞が使われています。
ここは、構文を見分けたり押さえておくべきポイント
大きな違いの一つになります。
上記の例文から見れるように、
第3文型は目的語と他動詞が使われます。
では、目的語とは何ぞや?
上記の例文では
him(目的語:O)
New York(目的語:O)
this room(目的語:O)
tennis(目的語:O)が目的語になります。
日本語で言うところの「・・を」「・・に」などが
主語、動詞の後につくのが典型的な目的語なのです。
言葉どおり、主役である主語が動作する動詞に必要な
「目的の言葉、動作、作用する対象物」が必要なのです。
「目的 (目的語:O) に向かって、働きかけて動作する」
「目的 (目的語:O) に向かって動いている、その動きが動詞」みたいに。
その動きや働きかけ、動作することが動詞 ( V ) にあたります。
「彼・・」「ニューヨーク・・」「部屋・・」「テニス・・」 = 目的語 ( O )
対象とする語い・もの(目的の対象)が必要になるのですね。
他動詞とは?
第1文型では自動詞を見てきました。
第3文型では、他動詞が必要になります。
いわば作用する相手方である対象物(目的の対象)が必要になるのです。
そうした、相手の対象が必要なる動詞を使う動詞が他動詞となります。
上記の例文では
like(他動詞:V)・・何を好きになる。
visits (他動詞:V)・・どこを訪ねる。
enter(他動詞: V)・・どこに入る。
play(他動詞:V)・・何をプレーする。
ですね。
この簡単な構文は、構文が複雑になっても基本を押さえておくと
文中に離れた場所にあっても目的語にたどり着け
日本語の「・・を」「・・に」の後に必要な目的語が加わります。
もし目的語がないと、日本語の訳はどうなりますか?
I like.・・訳は「私は、を好きです。」「私は、が好きです。」
He visits.・・訳は「彼は、を訪れます。」
They enter.・・訳は「彼らが、に入ります。」
I play .・・訳は「私は、をします。」
話している相手は、上記の会話【主語と動詞のみでは】では
必ず、あたなに「何を?」「どこに?」「誰を」など、聞いてくるはずです。
上記の英文では目的語の「彼」や「ニューヨーク」や
「部屋」や「テニス」が無いので文章の意味が通じません。
目的語があって初めて通じる動詞が他動詞になります。
ここが、第1文型の自律的な動詞(自動詞)
S+Vのそのものの文章で成り立つものとは違うところです。
つまり
ある意味、他動詞とは、他 = 目的語が必要な動詞
他 + 動詞で「他動詞」とも言えるでしょうか。
他動詞には同時に自動詞の2つの動詞がいっしょにある動詞
(自動詞、他動詞)もいくつもあります。
まずは、動詞を覚える際には、そのことを頭の片隅に置いて覚えていくといいですね。
せっかく動詞を覚えていくならば
一つの英単語の動詞に自動詞と他動詞の2つがある場合
他動詞、自動詞のどちらがメインで使用されているかを
見ていって覚えていくのは動きが分かるため有効な勉強方法の一つだと思います。
全ての動詞が、上記のように「・・を」「・・に」ではないこともありますが
大方の見方、覚え方として分かりやすい指針となると思います。
そうして
第3文型(主語+動詞+目的語 SVO)の見分け方や
目的語の使い方を知ることは
中学・高校だけではなく
英語を楽しんでいこうとする社会人にとっても
目的はなんであれ、英文に触れていくことや
英語に触れる機会があるなら大いに役立つと考えています。