いよいよ、文型最後の型になりますが
第5文型は、第3文型に補語(C)が加わった文型で
動詞の違いと目的語と補語が文の構文を作っていきます。
また、第3文型の主語(S)動詞(V)目的語(O)に
同じ動詞(V)に見えても、補語が加わるだけで情景が加わります。
これから順を追って見ていきましょう。
第5文型の 主語+動詞+目的語+補語 SVOCの見分け方は?
おさらいすると・・
第2文型では、補語(C)
「この木は高い」→「This tree (S)is(V)high(C). 」でしたね。
そして、(S)=(C)で、主語を様子や状態を伝えたり補っているのでした。
だから、不足しているカタチを補うから補語が入り
さらに、第3文型の主語(S)動詞(V)目的語(O)↓↓↓
あなたが外国を訪問しました。
You (S)visited (V)a foreign country(O).
一方
目的語(O)は対象とする動詞の目的や対象とする目的語が必要でした。
それでは、早速
第5文型の例文で共通すること、見えてくることは?
彼女が私を金持ちにしました。
She made me rich.
彼らが私を笑わせました。
They made me laugh.
私があなたを怒らせた。
I made you angry.
あなたを良太と呼びます。
I call you Ryota.
私がそれをはっきりさせます。→
I will make it clear.
上記の文章のマーカー塗りされている○○の部分だけでは
何を言っているのか分かりません。
「彼女が・・しました」
・・って何?
以前、見ていた第2文型の補語ですね。
その際は、主語を補っていました。
今回の第5文型の補語も同じように
何かを補わないと意味が通じません。
それが、目的語になります。
目的語を説明する
情景を浮かび上がらせるために言葉
(第5文型では目的語になります)を補うのですね。
次に下記の例文の水色と黄色マーカーの部分で
見えてくるものはありますか?
She made me rich.
They made me laugh.
I made you angry.
I call you Ryota.
I will make it clear.
そうですね。
me(O) = rich(C)
me (O) = laugh(C)
you(O) = angry(C)
it(O) = clear(C) となって
それぞれ左右が同じ意味的なものを持ち
目的語(O)を補っているのです。
補うことで文章の意味が通じて
文章をさらに詳しく伝えることができます。
そして
第3文型の主語(S)動詞(V)目的語(O)でもない
第4文型の主語(S)動詞(V)目的語(O1)目的語(O2)は
O1=O2ではないので
第4文型でもないことが分かります。
そうやって
目的語(O)= 補語(C)が同一的な意味を持つため
見分けがつくようになります。
その意味では、補語(O)が登場する場面は
いつも動詞単体で文章で足りない部分
抜けると意味が通らない部分
未完成な部分を補う時にいつも登場するのが補語(C)となる
重要な役割を持っていることになります。